いっぽうのインターネットは多様性に満ち、玉石混交さまざまなコンテンツが等価値で存在していた、と、ぼくは思っていた。
が、インターネットの一般化、大衆化が進むにつれて、価値の偏差値化が進んだ。多くの人々が関心を向けるコンテンツと、そうでないコンテンツとの仕分けが行われた。大きいのはSNSだろう。多くのユーザーが、いわばボランティアで、価値の仕分けを進んで行った。皆が見たいと思うようなコンテンツはどんどん拡散し、アクセスが集中する仕組みが出来上がった。おそらくそれと並行して、「ネットサーフィン」が減少した。自分から探しに行かなくても、みんなが勝手に面白いコンテンツを運んできてくれるようになったから。そうして、ネットコンテンツはランキング化され、「その他大勢」には誰も見向きもしなくなった。ネットコンテンツはマスメディアの下位コンテンツとなり下がり、ここでの「勝者」が晴れてマスの舞台に進出する、そういう流れができあがった。
つまらない。
↓以前書いたもの。
ハイコントラストな世界とは別のモノ。(2006年08月23日)
統計データ: Posted by fratdrive — 2015年8月26日(水) 16:32
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