frat.jpフォーラム

ここのところの「イスラム国」報道に関連して思うこと。

かつて戦争が、兵器を持った軍と軍との戦いであった時代から、銃後の経済力、生産力もひっくるめた「総力戦」の時代に変わったように、いまや、旧来型の、国家同士の戦争という形態から、別の形態に時代が変わりつつあるように思われ、そしてそれは、たとえば、日本国内で居場所をなくした人たちが己の存在意義を求めて過激派組織に身を投じる、あるいは彼らを支援する、それが同国人なり国際社会なりを脅かすことになるのだとすれば、この新しい時代の戦争対策はすなわち、国内で居場所をなくす人が出ないように、各国が自国内で対策をとることだと思われ、居場所をなくすことを仮に格差という表現で一括するとすれば、それは格差という「内なる敵」との戦いの時代に入った、といえるのではないだろうか。

まあ、居場所をなくす理由は人それぞれだけど、社会的な理由があるとすれば、それをできるだけ極小化することが、世界平和のためになる、ということになるのだろう。