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 記事の件名: 農業はノウハウの塊
投稿記事Posted: 2015年11月23日(月) 18:04 
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管理人

登録日時: 2014年7月25日(金) 11:06
記事: 72
庭で小さな畑をやっている。たいしたものは作れないけど、いまだと、毎朝、シュンギク、ミツバなんかを収穫して、味噌汁に入れて食べている。シュンギクは間引きをした小さいのを、洗って根っこをとっただけで、味噌汁に浮かべて食べると、苦い風味がおいしい。シュンギクを食べたら次はミツバを味噌汁に入れる。ネギはいまあまり獲れてないけど、たくさん種をまいて育てていて、いずれ食卓にわんさか登場するはずだ。

野菜を育てるには、さまざまな知識や経験、つまりはノウハウが欠かせない。それは、土、肥料、害虫、病気、農薬、時期など、実に多岐にわたり、見よう見まねではじめ、本やネットの情報を参考に、自分の畑の環境にあわせて、日々の手入れをしていく。

その経験から感じることは、農業、農村、農家には、膨大なノウハウの集積がある、ということだ。日々平和に、ただのん気にやっているだけのように見える、何の学もなさそうな、田舎のジイさん、バアさんは、実は、代々受け継いだ、とんでもない経験値を備えた、いわば「農業マスター」なのである。と、言わざるをえない。

対するに、都会で、たとえば恵比寿あたりで、スーツだか 小洒落たファッションだかに身をつつんだ、そいでもってネットから得た情報を得意げに振りまいたりしてるような、素敵な男女たちの、いかに薄っぺらな青二才に見えることか。
ラーメン屋に入ったら店員はなにやらその道に通じたかのような出で立ちでふるまっているが、また、グルメ情報的にはなにやらノウハウぎょうさんつまった珠玉の一杯的な伝えられ方をするが、どうせ何をどう組み合わせるかだけのアレであって、代々の農家に蓄積された、一見してそうは見えないけど、ものすごいノウハウ量とは、じつは雲泥の差のように思える。

(関係ないけど、セルフのラーメン屋ってやったら繁盛しないかな。バイキングやサラダバーみたいに、スープや脂、麺、それにトッピングを数種類並べておいて、麺だけ、ゆで加減調整して、そしたら自分好みのラーメンが作れるじゃん)

…ということを思うに、伝統から切り離され、根無し草のように漂流している僕ら現代人って、存在が軽いよなあ、と思ったりします。消費者的妄想で威張っているけど、内実、空っぽだから。。。


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投稿記事Posted: 2015年11月27日(金) 08:45 
オフライン
管理人

登録日時: 2014年7月25日(金) 11:06
記事: 72
さらに考えた。

農業がノウハウの塊だということは、町工場の職人の精密な手作業だったり、伝統工芸品の緻密な仕上げだったり、つまりは日本人の得意な職人芸が活かされる領域ということになる。

単位面積あたりの利益が高い、高付加価値農業への道だとか、あるいは、そのノウハウを海外に輸出するなど、日本の農業がこれからできることは、いろいろとあるのではないか。

農業を含めた第一次産業は、これまで、どちらかというと、衰退産業のようにとらえられ、また、農村景観、環境保全といった、営利以外の点が強調され、行政の保護を前提として考えられてきた面があると思う。
が、日本人の得意分野、利点を十二分に活かした農業ということを考えるのなら、その将来性に目をつけ、可能性を大きく伸ばしていくことも重要だろう。

そのために、多くの高齢兼業農家の、おそらくは「生きがいとしての農業」と並行して、儲かる農業、メイドインジャパン的な農業の、少なくとも障害になっている部分を改善していくことが、政府というか行政というかに求められているのではなかろうか。と思ったりして。


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