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投稿記事Posted: 2014年9月21日(日) 11:58 
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管理人

登録日時: 2014年7月25日(金) 11:06
記事: 72
きのう、帰りのバスの中で「正義漢」の男がいた。乗客(年配の女性)の質問「福祉センターの前を通りますか」に対し「福祉センターの前は通りません」と答えた運転手に対し、くってかかっていた。
そのバスは「福祉センター」という停留所には停まるのだが、福祉センターの前を通るバスは別にある。運転手の認識と説明はそうだったし、その乗客と知人との間で交わされていた直前の会話からも、運転手の説明は正しかったのではないかと僕は思ったのだが(つまりその知人は、「あなた乗るバスを間違えてない?」と遠まわしに指摘したようだった)、その男は、自らの認識のもとに、納得できないといった風でバスを降りていった。

先日も、渋谷のエスカレーターのすぐ後ろに「正義漢」が立っていた。少し前に乗っていた若い女性が立ち止まったことに対し、「さっさと行けよ」と小声でつぶやいていた。

いずれの「正義漢」も、年齢は20~30歳台位、神経質で小柄な男だったが、別に神経質で小柄な男が皆そうだと一般化をしたいわけではない。

いずれの「正義漢」に対しても、僕は嫌な奴だなと思ったが、おそらく当人としては、自分の思ったことややったことは正義だと思っているだろうと思う。そういう態度だったから。

このところ、こうした「正義漢」が増えているような気がするんだけど、気のせいだろうか。

かつてこの国が他国と戦争をしていた時代、「正義」を振りかざしていた人たちがこの国を実質牛耳っていたのではなかったか。それは、政治や軍事の中枢の話にはとどまらない。いや、むしろ、街中で、そして日ごろの暮らしの中で、他人に「正義」を一方的に振りかざす、自己中心的な思い込みに支配された人たちが、大勢いたのではなかったか。

こうした、ある意味「正義感」が支配する社会というのが、どれだけ恐ろしく歪んだものかということを、僕らは歴史からも、また、現在の世界からも、知ることができるのではないだろうか。


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投稿記事Posted: 2015年9月03日(木) 11:21 
オフライン
管理人

登録日時: 2014年7月25日(金) 11:06
記事: 72
東京オリンピックのエンブレム白紙撤回の話。

ぶっちゃけ、エンブレムのデザインなんて、どうでもいいと思う。大事なことなのかもしれないけど、オリンピックの主役では、断じて、ない。
どうでもいいことに、一見、国中がわあわあと騒いだ様子になって、ニュース枠がそれに埋められて。炎上勝ち、みたいなことになって。

それで誰が得をするの?
やっぱり「正義感」に燃えた、匿名の人たち?


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投稿記事Posted: 2015年9月08日(火) 10:50 
オフライン
管理人

登録日時: 2014年7月25日(金) 11:06
記事: 72
上記、エンブレム白紙撤回の件も含めてのことなんだけど。

いまの時代、「ネット圧力」が、社会的、政治的な一大勢力、となっている感がある。
何か、があって、そのネタを、「ネット界の渋谷センター街」(銀座通り、とかでもいいんだけど)で影響力を持つ一派が喧伝をすると、たちまち、SNSの波に乗って拡散する。話題の人物はたちまち袋叩きにあっておしまい。制裁を加えた側はすっきり満足。で、また次のターゲットを「狩り」に出る。

勧善懲悪的にみれば、そりゃ、悪いやつを懲らしめるのは、正しいことだろう。でも、多勢に無勢という構造自体が、はたで見ていて不快。基本的には嫌い。クラスで「陰気くせえよ、あいつ」とかで特定の児童生徒が袋叩きもしくはシカトに遭うのと、大差ない。

こうした「炎上」はブログ初期から見られたことで、その頃、「番組ブログ」の導入期にあたり、リスク対策を研究していたことがある。そのときに観察した炎上の構造というのは、パターン的にはこんな感じ。
1.誰かが強い調子の批判を書き込む。…これだけでは炎上は起こらない。
2.次に、別の誰かがそれに同意する批判を書き込む。1の批判と間を置かず、できるだけ即座に、立て続けに書き込むのがポイント。これによって、こうした批判があたかも多くの意見であるかのような、少なくとも見た目上の「空気」「流れ」が生まれる。
3.あとは便乗組。「そーだそーだ」「やれやれー」的な。

つまり、「炎上」現象は、人為的に作り出せるもの。多分。多くの「中間派」、流れでいかようにも動くフリーライド的な勢力が全体の多くを占めている限り。

つまり、ごく少数の意見が全体を動かしていることも、少なくとも可能性としてはあるわけで、これは民主主義ではない。むしろ、危険な独裁に近い状況ではないかとも思う。

さらにいうと、こうした「炎上」(もしくは「いじめ」)は、現状維持、現状肯定を前提としている。激しい批判を加えて場が大荒れに荒れたところで、批判を加えている側の立場だったり状況だったりの根本が変わらないことがあくまで前提。変革のための批判、ではなく、現状維持のための批判という、保守的な態度が根本にある。であるからこそ、次から次にと叩く対象が現れ、それを叩くことがルーティン化し、そういう状況自体に満足してしまう、という、なんだかテレビのワイドショーでコメンテーターが色々言っているのと同じ状況がネット界でも繰り広げられている、ということになる。

いまや、何がしかの有名人になるということは、もれなく、この「袋叩きの大海」に単身乗り込むということであり、それに耐えられる強靭さか何かを身につけない限り、怖くてとても海に出られない、というのが、現在の状況ではないか。


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