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当サイト運営についての考え方

(旧サイト初版日:2001年1月20日以前、現サイト転載日:2005年5月12日)

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インターネットは、マスメディアではありません。

企業の運営するアクセス数の多いウェブサイトは、 もしかしたらマスメディアかもしれませんが、 個人のサイト、とりわけこのサイトのように、 せいぜい1日10人ほどのアクセス数のサイトは、 マスメディアではありません。

ウエブサイトとはサーバーに蓄えた個人的なデータ群であり、 当サイトを訪れるかたは、僕のそうしたデータ群を (表現は悪いですが)勝手にのぞいていると、考えています。

ですから、著作権の適用はマスメディアと同様ではありません。 著作物の使用に関しては、 あくまで個人的資料プラス、他の人も若干見る、といった感じで、 僕の考える常識的運用をします。

リンクについては、極力、リンク先にお知らせしますが、 それをやっていると気楽にあちこちリンクしたり、 またそれを削除したりできなくなってしまうので、 お知らせしないこともあります。

テキストやページ構成、デザインなどは、 これもあくまで個人のデータということで、 マスメディアのようにきっちり作り込んで、 ということはしません。 そうしたやり方は、インターネットにそぐわないと、 思います。けっこういいかげんに、パッパッとやります。 あとで直したりします。 常に暫定的です。 きっちりしたものを作るより、 そのほうが早く、結果、多くのデータをのせることができます。それに、そうした「雑多な」データはマスメディアには のせられないので、 インターネットならではなのでは、と思います。とはいっても、信頼性の低いデータをのせるわけでは ありません。 あくまで、体裁の話です。

以上、こんな感じでやってます。ただ、当初は「ホームページで世界に情報発信だ!」 と意気込んでいたので、 そのなごりはあります。とどのつまりは、 アクセス数が少ないので開き直り、 「こうなりゃなんでもありだ!」 とヤケクソ気分、ということでしょうか。

でもインターネットがマスメディアと違う点、 その魅力とは、 こんなことではないでしょうか。 たとえば、個人の日記を延々と公開してるサイトは、 無意味ではなく、 そういう情報を集めている人 (マーケテイング関係とか)には、 価値のあるものでは? それが「ヨソイキ」の服をまとったとたん、 色あせてしまうのでは?

僕はそう思います。

混沌と整理のまったくつかないまま、思いつくままにいろんなものを継ぎ足していく。そうして突っ走って行く。編集や演出のない世界、ナマ情報がうごめくあう、そんなイメージ。文体もへったくれもない。好きなように野放図に。

マスメディアには編集も演出も、構成もストーリー性も必要です。そこからこぼれたもの、「構成上、やむなく削ったもの」…構成上の重要性と、情報としての絶対的な重要性は必ずしも一致しません。

むしろ、編集や演出の呪縛から解放された自由な場所で、エモーショナルな衝動にかられたまんまで、21世紀の新しい表現形式、奔放なスタイル、そういうものが生まれるのでは、そう思ってます。