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古いガソリンは捨てよう! |
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(旧サイト初版日:2001年6月11日、現サイト転載日:2005年5月15日) |
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2001/06/08にわが愛のスタリオンが見事路上に復活を遂げたが(ようするに久しぶりに車検に通った)、このクルマ(通称スタちゃん)はたしか1996年10月に燃料ポンプが死んで動かなくなり、翌1997年5月に燃料ポンプを交換して車検を通したが、その後、謎のエンジントラブルに頻繁に見舞われ(走っててエンスト、クラッチ切るとエンスト、エンジンのかかりが悪い、かかってもしばらくはまともに燃焼せず単気筒のような感じ、気がつくとエンスト、アクセルに反応しない、かかっても走りだそうとするとエンストして走れない、アクセルをふんでちょうどターボ&セカンダリバルブ作動くらいの回転域に達すると加速しなくなりいきなりエンブレ状態、などなどなどなど)、1999年5月に車検が切れ、2000年5月に交換した燃料ポンプが死に、ついでにタンクの中はサビサビで燃料ポンプ交換とタンクシーラー処理をやって同時に新しいガソリンで満タンにして走り好調だったが金がなくて車検は見送り、そしたらまたしばらくしたらエンジンのかかりが悪いは黒煙は吐くはエンストするわの症状が出たのである。 今回車検を通すにあたっては、まず何はなくともガソリンを交換しようと思っていた。その根拠は、
さてその結果は、予想以上だった。ひんぱんにエンストをくりかえしていたのが、ガソリン交換後しばらくすると嘘のように回復(交換といっても数リットルはタンクに残っていたし、ラインにも残っていたから)、アイドリングは安定し、走りなめらか加速スムーズ。 これまでの不調が嘘のように消えてしまった。 僕のスタちゃんの場合、交換した燃料ポンプの不良という別の問題もあったが、それも古いガソリンによって引き起こされた可能性は否定できず(ポンプをバラしてみれば原因もわかると思うがそこまではしていない)、結論としてはガソリンの劣化(通常「腐ってる」というと思うが、揮発成分がすっかり飛んでしまい始動性の非常に悪い状態)が主な原因と断定せざるをえない。調べてみると、1996年10月にポンプが死ぬ前の数ヶ月間も、ほとんどクルマを使っていなくて、給油は1996年6月が最後だったこともわかった。簡単な話、クルマは放置せず、トラブルはさっさと直しておけば、こんな長きにわたるドック入りは、免れたはずだったのだ。それを思うとやりきれない。 しかしだ。たしかに古いガソリンが良くはないことは知っていた。バイクなどはタンクキャップがワニスっていうのかなあ、固形成分がはりついてキャップが開けづらくなったり、同じ作用でキャブがつまってしまうことは、知ってはいた。だが、古いガソリンがこんなに悪さをするもんだとは、思わなかったし、そんな話を聞いたこともなかった。 ここで声を大にして言おう。半年も放置したガソリンは、即刻捨てよう。そして、新しいガソリンを入れよう。それだけでクルマの調子がぐっと良くなるはずだ! …と考えると、携行缶に入れっぱなしのガソリンなんて最低だな。洗浄油にしかならんな、ありゃ。 |
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