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これは1970年代にアメリカで発売された、小説というか哲学書というかそういうもの。テクノロジーについて洞察した難解な本だが、1つ、シムの話が印象的だった。主人公は、友人の乗っているBMWのバイクを修理する。たぶんハンドルの遊び調整ではなかったかと思うが、路上修理でパーツがなかったので、缶ジュースのアルミ缶を切ってシムとして使った。アルミ缶は薄さといい適度な柔らかさといいシムに最適だという。それを知った友人はとても怒った。「この名車たるBMWのバイクに、缶ジュースの缶を使った、だって?」友人はBMWの修理には当然、BMWで生産された純正パーツを使うべきだ、それが当然だと思っていたのだ。--だいたいこんな話だ。それを純粋に機能的に見るか、それともロマンチックな総体として見るかで、モノはまったく違って見える。果たして手作りゼロハンカーは胸おどる創造物なのか、それともただの廃材のよせ集めなのか。
PS.以下は特ダネ掲示板、2004年7月30日の投稿
蔵書1・禅とオートバイ修理技術
仕事資料以外の段ボール箱も開けてみた。
この本には、とても強い影響を受けた。ぼくがクルマいじりをしている理由の1つには、この本の存在があると思う。
…でもたしか、まだ全部読んでないような気が。
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