大笹牧場での体験試乗
1998.3.17 栃木県・大笹牧場にて(画像作成:1998年12月19日)。ホントはARGOに乗りにいったのに、「運転できる人が今日はいないから」と言われてそっちはダメだった。
2人乗り400cc、30分で4000円(子供と乗るのに、1人乗り250cc、3000円では保険がおりないと言われた)。ヘルメット、ブーツ、グローブ貸してくれる。ヤマハのEnticerUというモデル(とボディに書いてあったが、パンフにはET410TRとある)。
運転方法。
チョークにしてキーをひねるとスターター始動。アクセルは右ハンドルについた短めのレバ−を引く。ブレーキは左ハンドルについたレバーを引く。クラッチはない。 エンジンストップの赤いボタンを押すとエンジンが止まる。これにより急制動できる。右手にあるレバーを引くとギヤがバックになる。
出発
エンジンは、かなりうるさい。 子供を抱えるように前にのせる。出発時、子供が立ったり、スイッチやレバーを触ったりすることがよくあるというが、うちは大丈夫。いつもスーパーカブで鍛えているから。
牧場のお兄さんに先導してもらう。丘を上ったり降りたり、ずんずん行く。ここの牧場は、相当、広い。(ヤバいことになった・・・)子供を乗せているので、スピードはあまり出せない。それでもアクセルを開けると、エンジンがうなりを上げ、けっこうなスピードが出る。パワーはかなりあるようだ。ハンドルはかなり重い。斜面などでは力づくで操舵する必要がある。
すぐ近くに広場があって、最初にちょっと子供を乗せ、あとは子供を雪と遊ばせながら、一人で走って遊んでいるつもりだったのに・・・。1kmも走っただろうか(そんなに行ってないか)、広場につくと、帰路を簡単に説明して、お兄さんは帰ってしまった。(左側通行)あたりは、ただ真っ白の雪の土地が広がっているばかり。建物も、なんにも見えない。
(おいおい・・・)
こんなとこに3歳の息子とふたりっきりで取り残されて、大丈夫なんだろうか。ちなみに携帯電話は「圏外」だ。それでも来たことは来たので、その辺をぐるぐる走ったり、写真を撮ったりしていた。 だんだん、吹雪いてきた。寒い。冷たい風が頬を刺す。息子は「帰ろう」などと一言も言わないが、顔がこわばっている。
30分も経たないうちに、早々に帰路につく。スノーモービルの跡を追って、走る。息子は顔を下に埋めるようにして、じっと耐えている。顔を上げていると寒いらしい。 とても「楽しんでいる」風情ではない。斜面を走る時などは車体がかなり傾く。これでひっくりかえったら・・・と不安になる。そうこうしているうち、やっとレストハウスが見えてきた。
ほっとした。遭難しなくてすんだ。
感想は一言でいって、「無事に帰ってこれて、ホントによかった」
仲間数人と走るほうが、楽しめるだろう。
そのあとは宇都宮IC近くにあるロマンチック村の露天風呂に入った。息子は温泉のほうが良かったみたい。スノーモービルはよほど寒かったらしく、後々まで「寒かったよねえ」といっていた。
<information>
大笹牧場 0288-97-1116
スノーモービル営業は通常だと12月下旬〜3月下旬
無休だが事前に電話で問い合わせたほうがいい。
吹雪だったり、牧場に至る霧降高原有料道路
(日光市内から入る)が積雪で閉鎖されてたりするから。 |