コーヒーカップを買った。これまで使っていた益子焼きのコーヒーカップを落として割ってしまったので、いつもコーヒー豆を買っている店で、このコーヒーカップを買った。（そこではコーヒーカップをはじめ多くの陶器を展示、販売している）とても気に入っている。眺めているだけで、心がすがすがしくなる。これは、右の話を左に流すだけでボロ儲けをしようなどという性根では絶対に作れない。モノづくりとはそういうことだと思う。

ところで、こういうものを作れる国、好んで作る国はどこなのか、考えた。まず韓国、中国は作れるだろうと思った。やはり、同じ東アジア人である。では、フィリピンやインドネシアはどうか？インドやパキスタンはどうか？作れるかなあ、というより、作るかなあ。作るとしても、僕ら東アジア人とはまったく違う価値観で違うものを作るような気がする。

ロシアは作りそうだ。東欧やドイツも、作る気がする。イタリアはちょっと違うよなあ。フランスは、どうかなあ。紅茶の国イギリスは？アメリカは、作らないよなあ。南米やアフリカもやっぱ作りそうにないよなあ。

…なんの根拠もないのだが、このコーヒーカップから、それを生み出す（あるいはそれを愛でる）文化について、色々と考えた。