既存メディアは、すでに裸の王様ではないのか?
情報ソースとしての重要性や信頼性、人々の意識に占める比率、世論を形成する力、社会的権威や職業的ステイタス、これらのいずれもが、相対的な地盤沈下を起こしているにもかかわらず、そうした時代の変化に対応することなく、旧態依然としたメディア観、昔ながらのコンテンツ制作方法を続けていないか。コンテンツの受け手を軽んじていないか。そうして裸で行進する王様を、みんなは陰で笑っているのではないのか。
インターネットの登場で、既存メディアの化けの皮がはがされていくとしたら、それは私たちの社会にとって、とてもいいことなのかもしれないと思う。 |