関東から撤退しても、「寿がきや」は永遠に不滅です！

スガキヤラーメンが関東から撤退したことを知って、このページを作りました。たくさんの方々からの熱いメッセージをもらって、関東寿がきやファンクラブへと発展しました。（初版日：1999年10月22日）

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「寿がきや」は名古屋を本拠に持つラーメンショップ。愛知県内のデパートやショッピングセンターなどでは、ごく当たり前のように見ることができる。白くて甘い独特のスープが特徴で、しかも安い。僕の高校時代には普通のラーメンで190円だった。

僕の高校時代は「寿がきや」とともにあった。大学進学とともに上京後も、本八幡の長崎屋とか、東神奈川だとか（バイクのエンジンがいきなりパーになって牽引用の洗濯ロープを買おうと入ったデパートみたいなとこ）で寿がきやに入った。その後も、ダイエー北本店やジャスコ大宮店に、寿がきやを見つけては、よく行ったものだった。

はっきり言って、関東地方の寿がきやは、繁盛していなかった。あの「こってり系」のスープは、こっちでは全く人気がなかった。あれを「とんこつ味」と称し、「しょうゆ味」までも売っている（ジャスコ大宮店）のを見て、胸を痛めたものだった。そして僕は、関東での寿がきやを応援するページを作ろうと思っていた。思いながら、時は流れた。

先日99/10/16に、久しぶりにダイエー北本店に行った。もちろん寿がきやを家族で食べるためだったが、寿がきやはなく、そこはゲームコーナーになっていた。大ショックであった。落ち込んだ。

今朝99/10/22のはなまる（TBS「はまなるマーケット」）のオープニングで、月見うどんの話から、ラーメンに卵を入れる話になったところで、薬丸がなんと「寿がきや」の名前を出したのである。「寿がきやならいっつも（卵を）入れてるよ」とか言ってたかな？なんか名古屋に行くと、かやくごはんとのセットを食べてるらしい。僕は寝起きでぼんやりしてたが驚いて飛び起きたのだ。岡江さんも旦那が名古屋の人だからか、「ああ、寿がきやね」と知っている様子であった。よし、これはいい知らせだ。今週末は寿がきやに行こう！そう思って、ジャスコ大宮店に電話すると、寿がきやはここでもすでに無いのだという。げげっ。

僕は名古屋の「寿がきや」本社に電話した。じつは以前、関東の寿がきやリストを送ってもらっていたから、その封筒に書いてある電話番号にかけたのだが、そこはいまは「寿がきや食品」（だったかな？）となっていて、お店の寿がきやは平成6年10月に「スガキコシステム株式会社」となって、全くの別会社であるという。

僕が（形式上は）社長からの手紙＆リストを送ってもらったのが同年４月のことである。ちなみにその手紙の一部を引用すると、「ご賞味いただきました寿がきやのスープにつきましては、勿論、姉妹会社である寿がきや食品株式会社の商品やスープ類ともその組成、製造方法の異なる”食堂の寿がきや”独特のもので、それだからこそ現在年間5,000万人ものお客様に召し上がって頂ける訳でございます。その美味しさの謎（成分や原材料）を具体的にご説明はいたしかねますが、ポイントは私たち日本人が古来より愛用してまいりました、昆布をはじめとする海の幸をふんだんにミックスして作り出したものでございます」

さてそして、スガキコシステムに電話すると、なんと、関東は今年99年３月に全て撤退、現在は静岡までしかない、のだという。いや〜、これはもうがっかり。せっかく関東で寿がきやを応援しようと思ったんだけどなあ。やっぱ最近、ご無沙汰だったのがまずかったのかなあ。やっぱ関東は赤字続きだったのだろうなあ。頑張ったけど収益さっぱりだったんだろうなあ。やっぱあっち（名古屋周辺）と味覚が違うからなあ。あっちは何でも味噌かけて、「でらうま」もこってり系だし、でもこっちはなあ、関東の味覚って僕はよく理解できないよなあ、初めてこっちで食った立ち食いそばなんて、すげえツユで衝撃だったからなあ。でも寿がきやは安いんだけどなあ。たしか今でもラーメン260円じゃなかったかなあ、まずいラーメン屋でも400円取るのに、良心的だよなあ。そんなこと言っても、寿がきやは帰ってこないよなあ…。まあ、いい。正月に田舎に帰ったら、また甥っ子も連れて、近所の南公園横のドミーの寿がきやに行こうかな。ジャスコ岡崎店もいいよなあ。あそこはすぐ横がゲームコーナーだし、おもちゃ売り場も近くだからなあ。

とは言ったものの、やはり寂しい。「いいものはいい！」（「悪いものは悪い！」）と、勝手に寿がきやを応援するつもりだったのに。

ps.「ジョイフル本田」に寿がきやがあったら、いいと思わない？