スタリオンとは三菱自動車がその迷走期に生み出した、不世出のクルマだ。1982年に登場し1984年には200馬力のGSR-V(ウチのクルマ)が出た。当時リッター100馬力は最高水準だったが今の馬力表示では175馬力、ファミリーカーだって軽くそれくらい出るのである。それも貧弱な足回りに太いタイヤなんか履かせちゃって、もう走るのが大変なのだ。ターボでSOHC、しかも2つの吸気バルブのうち1つを回転数に応じて油圧でオンオフするとかわけのわからないシステムを自慢気に搭載してしっちゃかめっちゃかなのである。もっともっと言いたいことはあるが、それでも僕の最愛のクルマなのである。 |