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次世代TV時代の番組制作とは?

(初版日:2001年04月21日)

<last updated:

<2001年4月13日付朝日新聞> 次世代 TV、MY[特番」--イチローハイライト、菜々子の1ヶ月--

「イチローの出ているハイライトシーン」「松嶋菜々子の1ヶ月」など、自分だけの「特番」を見られます--総務省は12日、登録した好きな俳優やスポーツ選手、見たい番組の一場面を自動検索で集めて見られる10年〜15年後の次世代テレビ構想を発表した。家庭のテレビから無線で転送した番組も、携帯型の小型テレビで外出先から見られるという。構想によると、次世代のカラーテレビは、現在のテレビで約半年分(4000時間)の番組を蓄積できる。長い時間の番組を短く編集する「ダイジェスト番組」や、放送のデータにラベルをつけて検索する「特番編集」が可能になる。放送局側もテレビが蓄積機能を持つことで、特定の時間帯をねらって番組を編成する必要がなくなる。総務庁は「早ければ5年後にも一部の機能は実現できそうだ」と話している。

報道資料-2001年4月12日(木)- 「次世代放送技術に関する研究会」の報告

これはつまり、放送局が持っている「編成権」(編成=いつどんな番組を放送するかを決める)が視聴者に移ることになる。それどころか、「編集権」(各番組の構成)さえもが、送り手から受け手に移ってしまうことになるだろう。

その時、テレビ局が送出するのは、たんなる「素材」にすぎない。ディレクターや編集マンは不要になる。腕のいいカメラマンがいればいい。

ディレクターや編集マンの役割を、受け手が担うことになる。受け手はたんなる受け手ではなく、オリジナルの編集をほどこした作品を発表する受け手が出てくるだろう。放送局が送出する同一の素材から、複数の完パケが生まれ、有償無償を問わずネットで流通するようになるだろう。

一方で気になるのは、テレビ局の収益構造である。はたしてスポンサーはお金を払うであろうか?