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オープンソース番組はテレビを超える!?

インターネットで作る番組がテレビを超える面白さを獲得するためには、オープンソースという方法論が欠かせないと考えます。(初版日:2001年06月23日)

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テレビは面白い。だからテレビはたくさんの人が見て、多額の広告料、その金をねらう人々、テレビに出たい人々が集まります。

テレビが面白いのは、手間をかけているからです。一般の視聴者の方々には見えない部分で、制作スタッフはたいへんな苦労をしています。たった30分や1時間の番組に、どれだけのお金、手間、スタッフを投入しているかを知ると、驚くかもしれません。

ほとんどの低予算番組が面白くないのは、手間がかかっていないからです。アイデア一発で面白い番組もありますが、たいていの場合、手間数と番組の面白さは比例します。

もちろん、ひとりで番組を作っていたのでは、とても、テレビにはかないません。でもそれは、才能の問題ではないのです。プロかアマかの問題でも、もちろんないのです。アマチュアでも、人手をかければ、いい番組を作ることができます。

それが、私の提唱する「オープンソース番組」の基本的な考え方です。

企画、リサーチ、ロケ、編集、MA…ひとりでなんでもやろうとするのは限界があります。クオリティもあまり高いものは作れません。でも、それをたくさんの人が、このインターネットという手段をつかって、協力して番組づくりをするのです。アイデア力のある人が企画を出し、撮影の上手な人が取材をし、編集のうまい人がそれをつなげる。得意分野に応じた分担もできます。また、たとえば「全国の海水浴場の映像」なんて、ひとりでは何年かかっても撮れませんが、全国の多くの人が、近所の海水浴場を撮ればすぐできます。また、撮影から編集から、すべての機材をそろえ技術を習得する必要もない。自分の好きな分野で、できる範囲でやれば、あとは他の人が引き継いでくれます。

また、この方法だと、無数の企画、無数の素材から、無数の作品を生み出すことが可能です。みんなが手をたずさえれば、そんなことも夢ではありません。

見るだけだったテレビから、自分たちで作り上げていくテレビへ。いろんな人が、いろんなところで、いろんな方法で参加できる。その成果はたくさんのバリエーションの作品となり、いつでも、何度でも楽しめる。

どうです。テレビより面白い?