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実直な営み

ゴールデンラッシュの時代、一攫千金を夢見て、多くの人たちがアメリカ西部に向かい、そのほとんどはのたれ死んだ。
…と、勝手な想像。

想像通りだとすれば、時空を違えども、そんなに状況は変わらない。マスという荒野で、おんなじようなことが行われていて、そのほとんどは、構造的に成就しない。

ぼくは、そんな喧騒から離れたい。それぞれの土地で、一攫千金など夢見ずに、毎日をまじめに暮らしている人たちがいる。中にはスゴいことをやってたり、スゴいものを作ってたりする人もけっこういるんだけど、大半は、メディアの喧騒とは無縁に、自分が成し遂げたことの意味を、自分ひとりで、あるいは、ごく限られた仲間うちで、ささやかに評価して、噛みしめて、そして生きていく。

たぶんぼくらが生きている世の中の実体は、そうなんだ。メディアが流すことによって初めて歴史に残るけれども、歴史に刻まれない、注目すべきひととか事柄というのは、じつはいっぱいある。

見えないところで、スゴいことをやってる人がたくさんいる。だからこそ、面白い。人に出会うのは面白い。

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