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世代を越えたコミュニケーション不全

これからの時代を生き残るのにマストなのはコミュニケーション能力、というオハナシ。引きこもりへの処方箋も。

年配の方は、概して、コミュニケーションが下手だ。この場合のコミュニケーションとは、見知らぬ他者とのそれ。年配の方(あるいはそう推定される方)のホームページやブログが、書いている内容はもちろんだが、しばしば独りよがりなデザイン、怪奇なナビゲーションとなっているのも、そのためだろう。

1.言葉が足らず誤解を招きやすい。

2.自説を固持してそれを一方的に押し付ける傾向がある。…まあ歳をとればだいたいそうなるけど。

年功序列かつ終身雇用という、固定かつ安定した人間関係のなかで数十年も過ごしてきただろうことを考えると、仕方がない気もするけど。

いっぽう若い層にも、コミュニケーションの下手なタイプが少なからず存在する。ヲタクもそうだし、引きこもりもそうだ。というか集合としてはかなりダブっている気がするけど。
ヲタクは、上の世代が享受してきた「固定かつ安定した人間関係」を再現しようとしているように見える。いまの時代に必要なコミュニケーション能力を、上の世代は下の世代に引き継ぐことができない。わからないんだから当たり前だ。自発的に習得していく必要がある。引きこもりとは、コミュニケーションを自発的に習得できなかったひと。

選択肢は3つ。

1.ヲタク社会に逃げる
2.自発的に習得する
3.誰かが教えてあげる

1の選択肢がさらに充実することが、もっとも現時的な引きこもり対策だろう。2は酷だ。3だけど、日本人じゃ無理だから、出稼ぎ外国人労働者に教えてもらうという国策はどうだろう。

「そっかーこんなユルいコミュニケーションもあるんだなー」と肩の荷をおろした若者たちは、日本を見限って、どんどん国外に流出してしまうかもしれない。

…ホンマかいな。

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