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海水浴場は誰のものか。

九十九里浜にある「海の家」の強制撤去が始まったことを知った。

以前千葉県に住んでいたこともあって、九十九里は好きでよく行っていた。でも、海の家がらみで嫌な思いをしたこともあり、しだいに足が遠のいた。

運営していた掲示板(いまは閲覧のみ)に、一昨年の夏、「海の家の悪行」という投稿が寄せられた。

九十九里浜は、日本一評判の悪い海水浴場ですよね 砂浜目の前の駐車場って国が作ったものって知ってた? よく海の家の馬鹿面したにーちゃんが『オーライ!オーライ!はい、OK!それじゃ一人1000円です』 なーんて詐欺行為をしている。
投稿を受けて町役場に電話、事実確認もした。詳細はリンク先参照。

で、数年前、和歌山県の南紀白浜に行ったときには、そのあり方のあまりの違いにびっくりしたけど、公共の場なんだからこっちのほうが当たり前なんだと納得。

海水浴場はみんなのものです。

以下、参照先。

海水浴シーズンが終わっても撤去せず、海岸法に違反し、国有地を不法占用しているとして、千葉県は五日午前、同県九十九里町の片貝海岸で「海の家」の強制撤去に乗り出した。

千葉県内では、かつて海の家の所有者が市町村から許可を受け通年で海岸を占用、冬場もサーファーらを相手に営業。ピーク時には九十九里海岸で百四十八軒あった。

しかし、旧大蔵省から「特定の人に独占的に海岸の使用を認めるのは問題」と指摘を受け、海岸管理者の県は一九九七年から、六?八月の海水浴シーズン以外の占用は許可しない方針に転換。二〇〇四年からは国が海の家の所有者を相手取り、土地の明け渡しを求める民事訴訟を起こして順次撤去を進めていた。

県河川計画課は「重ねて是正を求めてきたが、無許可状態が続いている。自由に使える海岸の占有は県民の不利益にもなる」として、ほかの海の家についても本年度内に撤去する方針。

?from 東京新聞

同海岸は昨年7?8月に約42万8000人が訪れた県内随一の海水浴場。海岸は国有で、県が管理。かつては海の家に通年占有を認めていたが、昭和61年に「独占的利用は問題」と国の指摘を受け、平成9年4月から海水浴シーズンの3カ月限定の占有許可に変更した。当初は不法占有となった海の家は38軒あった。県は3年と14年に自主撤去を指導し、5月には従わない業者に強制撤去の意向を伝えていた。

滋賀県でも5日、琵琶湖岸を不法占有したとして、初の行政代執行で大津市のマリーナ保管業者など3社の倉庫や監視小屋などを強制撤去した。

?from サンスポ.COM

海の家関係者から反発が出る一方、地元住民からは「撤去は当然」との声も聞かれた。

九月中の自主撤去を決めた海の家で、四十年以上働いているという女性従業員は「自主撤去にも五百万円くらいかかる。毎年建てたり壊したりでは費用がかさみ、利益が上がらない」と困惑した様子。「安い値段で食事を提供してきたのに残念。食べるところがなくなり、来年からお客さんも困るのでは」とやりきれない表情を浮かべた。

一方、「そもそも最初に町が(海水浴シーズンだけでない)通年の占用を許可したのがおかしい」と憤るのは、同海岸近くに住む六十代男性。「長年にわたる占有が既得権益化し、トイレの使用にも金を取るなど傲慢(ごうまん)な商売をしている海の家もある。公共的な施設とは言えず、強制撤去は当然」と“違法状態”に不快感を見せていた。

?from 中日新聞

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