親が子に「生まれてきてくれてありがとう」、子が親に「生んで(産んで)くれてありがとう」と感謝するのが最近ブームのようでありますが、ぼくは違和感感じます。
だって、人生いろいろ、時には辛いこと悲しいこともあるではないですか。そんなときに「産んでくれてありがとう」なんてぼくは思わない。むしろ、「あーなんで生まれてきちゃったんだオレ」と嘆き、恨むほうで。
子どもに対してだって、バブちゃん(乳幼児期)は別として、大きくなればいろいろあるじゃないですか。ときに「なんでこんなガキを作ってしまったんだオレ」と嘆き、恨んだりしてさ。
なんでありがとうなんて言うのだろう。そんなにハッピーばかりの人生なんてあるのかな。もしくは平板?
ありがとうを口にすることで一種の勝利宣言と思えなくもない。でも人生これから長いし、ぼくは勝ち組とか負け組とか信じないから、さっさと勝利宣言も出さないし敗北宣言も出さないし。
それにしても。オレはいったいいつまで生き続けるのだろうか。まだまだやり残したことがたくさんあるのでとりあえず生きるつもりではあるけど、かといって、全部やりつくしたらその瞬間にバタンキューってわけにもいかないだろうし。
みんなどう考えてるんだろう、そこんところ。