中国 木炭の輸出を全面禁止へ
中国は、森林保護のためとして、10月から木炭の輸出を全面的に禁止することを決めました。中国産の質の良い炭は、価格が1キロ当たり300円と国内産の約半値で焼き鳥店など飲食店で広く使われており、影響が懸念されます。
と、NHKは7時のニュースで伝えたが、違うんじゃないのか。
ぼくらのグルメな暮らしが、中国の森をハゲ山に変えることで成り立っているという、そこが問題ではないのか?
事実関係を確認したわけではないので、中国が木炭輸出禁止を決めた本当の事情はわからないが。
安易に、飲食店で「困った」というコメントをとってくるだけで済まさないでほしい。最初に出てたのはたしか、うなぎ屋だったかな。そりゃ「困った」って言うよ。他に言いようがないし。
プロ野球ストのときも、ずいぶんと安易なコメントとりに走ったよね>いわゆる記者の方々。
たしか中国は今年5月に廃プラ輸入の一時中止もしている(その後どうなったかな)。純粋な廃プラだったら立派な資源なのだが、いろいろ余計なゴミも抱き合わせで輸出していた(らしい)。
幸せかどうかはともかく、ぼくらのこの豊かな暮らしを実現するために、いろいろ犠牲があるわけさ。という陳腐すぎるネタだけれども、逆にいうと、構造は全然変わってない、僕らは全然懲りていないということではないのか。突っ込むべきポイントはそこではないのか。
ストレートニュースだから制約があるのは理解できるけれども。スタンスが安直すぎて賛成できない。
せめてさあ、国内の備長炭生産業者にコメントとるとかさ。おそらく、同品質で安い中国産の進出で打撃を被っていたはずだから、彼らにとってはこの上ないグッドニュースなはずだ。
たしか最後に、林野庁が、インドネシアとか他の国に対して、輸出を増やしてもらえるように働きかけていくだとか言ってた気がするが、もう何がなんだかって感じです。はあ。