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ハイビジョンが撮るべきもの

プロ並み1080iハイビジョン映像が撮れる――ソニーが家庭用HDビデオカメラ

月刊「ビデオSALON」とかの愛読者なら喜ぶだろう。
でも、技術はたしかに大事だけど、もっと大事なのは、何を撮るか、どう撮ってどう見せたら面白いかっていう、コンテンツつまり中身。キレイなだけのサンプル映像なんていくら見せられても面白くない。

ハイビジョンは、一般的には「キレイ」が売りだが、ほんとうは、「リアル」が売りではないだろうか。映像技術の進歩というのは、映像を現実により近づけるための努力であって、現実をキレイに見せるための技術ではない。だからハイビジョンが撮るべきなのは、525では撮りきれない、よりリアルで生々しい現実なのでは?
ぼくの印象としては、テレビ番組の制作現場でも、ハイビジョンってちょっと持て余し気味で、「こんなのほんとはいらないんだけど、まーしょうがないか」と使ってるのが本音ではという気がするのだけれど…。
でもハイビジョンって、そんなにスゴいかなあ。

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