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「ニュースの序列」と「ゆるニュース 」

ニュースには序列がある。と僕は思ってます。

トップは政治部。次いで社会部(サツまわり)。ちょっと下がって経済、かなり下がって家庭・生活・学芸あたり。…各社そんな感じじゃないだろうか。

報道組織の「中の人」じゃないので、あまり詳しくは知らないけど。

序列にそってエリートが配置され、社内でのパワーの大きさがすなわち、報道されるニュースの重点となる。政治ニュースの扱いが一番大きく、次いで事件事故、以下もろもろ、となる。

いまのところ、この序列は聖域扱いになっているみたいだけど、はたしてそれでいいんでしょうか。そりゃ、政治や事件事故は国民生活にとって重要ですから、軽視していいとは思いませんが。

序列をいったんクリアして、単純に「このニュースは伝えるべきであるか否か」の観点でピックアップして、さらに全体のパランスも考慮して伝えてもらえないでしょうか。←とくにテレビニュース。

で、ニュースの序列には、ニュースソースとの癒着(言葉は悪いけどさ)もからんでくる。ニュースを限られた時間で効率的に運んでくるためには、ニュースソースとの関係を日常からしっかり築いておくことが重要なのはわかるんだけど、たとえば某市役所広報にとある要件でお伺いすると広報の応接ソファにエラソーなおっさんが足組んでデンと座ってて、誰だと思ったら某大新聞の方だったりということもあったりとだとか、はたまた、某ニュース番組の取材で某氏にコンタクトをとろうとすると(某氏にとってあまり都合のよくない内容の取材)、記者クラブを通せとかいわれるわけ。いやあのときは確か「○○(放送局名)の誰それ」って名指しだったかな。まあいいや、ときに記者クラブはあちらさんにとっての防波堤としても機能するらしいんですわ。

はたから見ると不可解な関係性が、いわゆる記者クラブまわりのそこここにあるわけですね。で、ぼくみたいな一介のフリーなんか、そりゃもう、序列にすら入れてもらえない、どこの馬の骨かわからない存在でして。

で全国各地のニュースを仔細にウォッチングしていくと、なんだか持ち込みネタに便宜をはかってるように感じるものもけっこう多いわけです。地域おこし系ネタだとかね。ネタとしてつまらないの。でも、つきあいで載せてる(というか実質PR)ように思えてしょうがないわけ。これもたぶん記者クラブまわりの癒着の1パターンでしょう。末端までニュースの序列がうかがえるわけ。

(記者が広告営業を兼ねてる場合もあるやもしれず、ぼくの推測は的外れかもしれませんが)

で、ゆるニュース。そういうカテゴリーをメインのブログサイトに先日から設けてやっているわけですが、ゆるニュースのゆるさというのは、そういうニュースの序列的な世界とは別モノに感じるんです。エアポケットみたいなというか。

なにを言いたいのかよくわかりませんけど、そのゆるさが良くて、そういうのを大事にしていきたいなあと、まあそんなことを思ってます最近。

※ゆるキャラもいまではすっかり産業化しちゃったし、そのゆるキャラに便乗したネーミングはどうよって気もするんだけど。

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