日々、地方紙記事(含全国紙地方版)を見てネタ拾いをしていると拭えない疑念。はたして新聞記事というのはリアル社会を反映させているというより、むしろリアル社会と乖離した世の中、一種のパラレルワールドを紙面に構築させているのではないか。ぼくらはメディアを通じてぼくら自身を認識しているので、ぼくら像が彼らによって歪められているのではないか。公益性の仮面をかぶった私利私欲がいかにもそれらしい衣をまとって紙面を飾る、ある種の利権誘導に加担しているというより最も有効な装置として機能しているのではないか。基本的に「お代官様メディア」であり悪名高い「大本営報道」の時代から本質変わってないのではないか。それを彼ら(←基本は現場記者とデスク)はどれほど自覚しているのかいないのか。
かたやネットメディアは客に寄り添いすぎてタイトルだけの釣り記事やらタレントがああしたこうしたとか単なるヒマつぶしネタ集化しててほとんど得るものがないというような状況であったりなかったりだ。