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風評で損なわれる関係

風評で損なわれる関係とはどんな関係だろうか。

風評で損なわれる友達関係。…親友だったら話し合ってわかりあえるだろう。風評で損なわれるような関係なら、その程度のことだ。

生協、東電に2300万円請求=「原発事故で風評被害」と提訴─千葉地裁

 東京電力福島第1原発事故による風評被害で売上高が減少したとして、なのはな生活協同組合(千葉市)は24日、東電を相手に約2300万円の損害賠償を求める訴訟を千葉地裁に起こした。
 訴状によると、なのはな生協は原発事故後、野菜や米の売上高が3割減った。同生協が扱う米の8割は福島県産で、風評被害で買い控えが起きたという。
 生協側は、事故が起きた昨年3月から今年3月までの損害や放射性物質の自主検査費用などを東電に求めたが、東電は「国の出荷基準で安全は担保されている。仕入れ先を変更するなど回避策を講じるべきだ」として、昨年8月までの損害の一部約1050万円を支払っただけという。
 同生協の加瀬伸二理事長(62)は記者会見し、「明らかに人災。組員や生産者の利益を守るために決断した」と話した。
 東京電力の話 訴状について承知していないためコメントは差し控える。(2012/09/24-21:59)
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なのはな生協が東電を訴える心情はとてもよく理解できるし、その苦境にも同情する。けど、その一方で、なにか割り切れない気がして、考えていったらこういう考えに至った。

スーパーではなく生活協同組合である。風評で損なわれる組合関係ということになるのだが、それはいいのか。

最近、生協と普通のスーパーの区別がつきにくくなっているのだが、売り上げ、収益よりも、信頼関係を第一にするべきなんじゃないかと思うし、そうであれば風評被害など起きようがないとも思うのだが。

売り上げガタ落ちでたいへんお困りのなのはな生協を例に出すのは少し申し訳ないんだけど、そもそも、風評で損なわれる関係ということは裏を返せば風評で儲かってもきた関係でもあったのではないかと思うし、その関係は広く日本全土を覆っているのではないかと思うし、その関係自体に、問題があるのではないかと思う。

たとえば僕のお気に入りの、いきつけでもあるコーヒー豆屋さんがあるのだが、何か起こっても、買い控えなんかしない。むしろ、コーヒー豆屋のおじさん、おばさん(いつもいろんな話をするのだ)を支えようと、いつもより多く買うかもしれない。
店と客の関係であっても、風評で損なわれない関係もある。

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