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「戦争がないと生きている張り合いがない、ああツマらない、困った事だ、なんとか戦争を始めるくふうはないものかしら。」

さっき届いた本から、備忘録として抜粋。

1906年、日露戦争が終わった翌年、日本では、国木田独歩が、短編小説『号外』で、作中人物のこんな言葉を通して、日露戦争に熱中 していた日本人の一面を描いている。
戦争{いくさ、とルビ}がないと生きている張り合いがない、ああツマらない、困った事だ、なんとか戦争を始めるくふうはないものかしら。
─『田舎暮らしと哲学』木原武一、2017年、p249
※国木田独歩『号外』は青空文庫で読める。

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