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プロジェクトX展

最初、電車の車内吊りかなにかで見て、「げっ、まじ?」と思った。あんまり恥ずかしかったので、知らん顔してた。

「形を変えた広告費」と指摘=NHK「プロジェクトX展」の協賛金?民主・山花氏
1社当たり最高3000万円の協賛金を集めたことについて民主党の山花郁夫氏は「一般的な協賛金として高過ぎるのではないか。NHK本体の理事も企業を訪問して協賛を求めており、形を変えた(番組の)広告費という疑念を抱かせる」と追及した。

NHKの海老沢会長、不祥事を謝罪 衆院で参考人招致
NHKなどが今夏、都内で開いたイベント、特別展「プロジェクトX21」の協賛企業を募る際、関根昭義・放送総局長が同席していたことも質疑の中で明らかになり、委員からは「番組で取り上げた企業から協賛金を募るのは形を変えた広告で、放送法上問題だ」と追及する声が出た。

うーん。なんか本質とズレてる気がするけど、まあいいか。

人気番組にたかる構造が嫌い。それを引き合いに受信料徴収率アップを目論むのは、まあ許せるというか、ある種まっとう。でも、他力本願的に便乗しようとするのって、たかりだよね(←現場で汗かいてないじゃん)。

NHKとその外郭団体(関連団体?)といってもいろいろで、いろんな人がいる。放送局の心臓部は番組制作なりニュース取材なり、つまりは放送用コンテンツをせっせと作り出している現場。ぼくが知ってる現場には、他人の成功に便乗しようなんて恥知らずな怠け者はいない(と思いたい)。がしかし。そこから遠いところにぶら下がりが目立つように思うのは、錯覚か。それとも受信料と税金でまかなわれている弊害か。

それに、取材先(この場合は協賛企業でもあったりするわけで)との共犯関係をわざわざバラすことはないでしょう。…と思うのがノーマルな感覚なのでは?プロジェクトX展なんて、調子に乗りすぎだし、脇が甘すぎ。これが「効率的な番組制作」の行き着く先なのか。ぼくはあくまで自律性にはこだわりたい。

ぼくのモットーは与せずです。

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