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産官学と民

民(市民)は、いまや産(産業)、官(行政)、学(大学)のあらゆる分野に進出している。
産(産業):いまや誰でもネットショップやネットオークションでお金儲けができる。1円で株式会社が設立できる(←ほんとは1円だけじゃ無理だけど一応)。
官(行政):いわずと知れたボランティアに限らない。観光情報の発信などは、すでに民(市民)が上回っている。
学(大学):知の共有と発展は、インターネットによって学(大学)から民(市民)にシフトしている。在野で生み出された、多数の優れたプログラムが無償で公開されている。


産はともかく、官学がこれまで担ってきたもの、つまり公共領域においては、不公平が生まれていると思う。
役人と学者は自動的にメシ食えてるからいいけど、市民がおんなじことをしても食えない。市民といっても正体はサラリーマンだったり役人だったり学者だったり、つまりは産官学の構成員か、あるいはその扶養家族だったりするわけなので、本業をクビにならない限りは、じっさいに食えなくなることはないけど。
でも、おんなじことしてて、片一方は金もらえて、もう片一方は手弁当というのは、道理に合わない。
いまは「お上」「先生」というステイタスがあって、そこに民(市民)がぶらさがるような構造になっているから、まだいい。でもそのステイタスはずいぶんくたびれているから、そのうち破綻するだろう。「あんたらふざけんなよ」と、お上や先生に民が詰め寄る時代がきっと来る(←もう来てる?)。
そこで提案。公共を担う組織は、お役所だろうが大学だろうが、すべからくNPO化してしまうのはどうだろうか。運営に必要なスタッフには給料払うけど、それ以外はみんなボランティアでまわすってことで。
じゃなかったら、こっちにお金まわしてください。

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