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作品と空間、評論とコンテンツ

作品は特定の誰かが作ったもの。近代以降の文化は、作品によって支えられてきた。著作権制度も、作品なしにはありえない。
いっぽう、ネットは空間。個々の作品が孤島のようにぷかぷか浮かんでるだけでは、つまらない。互いに磁場を形成してくっついたり離れたり、融合して巨大化したり、一団を形成したり、つまり、個々の作品が宇宙空間を構成する惑星のようにならないと。

評論は、カウンターサッカーのようなもの。自分を棚にあげて、いろいろ意見するのは簡単だし誰にでもできる。意見の内容が非常に高度なものはプロの領域。自分を棚にあげない、私的領域からの評論はアマの領域。しかしアマ評論はまだ未成熟で、コンテンツとしては甘い。
コンテンツは、攻撃的サッカーのようなもの。表現活動の本来的な姿。アニメやゲームだけがコンテンツではない。みずから価値や意味を発信しようとするものがコンテンツ。

無数の恒星がきらめくコンテンツの空間が生まれたらおもしろいと思う。

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