インターネットが登場したとき、これは少数派の福音だと喜んだものだった。
リアルなつながりの中で同志が見つからなくても、インターネットの海を探していけば、どこかに同志と出会える。
具体的にいうと、アメリカの片田舎でDune Buggy遊びをしてるおっさんとダイレクトにコンタクトできることを知った衝撃。
ところがインターネットが普及し、誰もが使うツールになると、多数派のツールに変貌してしまった(ように見える)。
いわゆる「ネット界」は多数派の覇権を狙う人の良さそうな野心家たちの巣窟となり、多数派工作、同調圧力の雨嵐。
彼ら多数派の特徴は、その場にいる多くの同意を前提とした発言をする点。少数派が常にアウェーの風にさらされているのと対照的に。
多数派工作なんか興味ないし同調圧力に流されたくもない。インターネットはぼくにとってやはり少数派のツール、雑音にまどわされずに本来出会いたい人と出会いたい。
…という本筋をつい忘れがちになるので、改めて初心表明。