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過酷な夏、個体の強弱

今年生まれたメダカの稚魚が一匹、藻にからまって亡くなっていた。

たくさん生まれたメダカの稚魚たちが、全匹元気に育って成魚になることはない。強い個体だけが生き残る。

植物もそうだ。うちは「ほったらかし畑」で、その環境に適応した種の、強い個体だけが残り、あとは枯れていく。

もちろん、メダカも作物も、人工的に環境を整えてやれば、生存率はあがるはずだけど。でも、タフな「彼ら」を見ているのは好きだ。

農薬をほとんど使わないし、基本的に不耕起だし、雑草も刈る程度なので、うちの庭にはいろんな生き物がいる。虫とか、たぶん余命いくばくもなさそうな個体が、それでもなんとか羽をばたつかせて動いたりしている。

生き物はみんな必死で生き残ろうとしている。

それにしても、夏は過酷な季節だ。おそらくそれは温暖化とかヒートアイランドとか以前から、多くの生物にとって過酷な季節であったのではないか。僕らはエアコンとか、いろんな文明の利器で暑さをしのげるけど、彼らは裸一貫で夏と対峙しなければならない。

メダカもそれなりの暑さ(陽射し)対策をしたりしているけど、今日も元気いっぱいにエサを食べてるけど、一匹でも多く生き延びてほしい。

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