癒されるということは、傷ついているということだが、人が普段の日常生活で日々傷つくということは、どういうことだろうか。日々傷ついたメンタルをいわゆる「癒し」で回復させてまた日常生活に戻っていくというのは、何だろうか。
そもそも、特段に傷ついてなくてもフレーズとして「癒されるうー」を発することは充分にありえるのだが、とりあえずそれはおいといて。
たとえばうちで飼っているメダカがそのような状態に日々置かれているとするならば、それは水が腐ってるとか、PH的にどうだとか、つまりメダカの生育環境に不適な状態にあるということで、世話主としては水換えをするだとか、何らかの対策が必要になる状態だといえる。
ということは、癒やしを求めるということは、そもそも、その人の生育環境が「向いてない」ということになるのだろう。そして、それは癒しを求める人に固有の問題というよりも、僕ら自身が果たしてこういう現代社会での生活に向いているのか、という問題になるのだと思う。