今年2000年夏の大会に初出場を果たさんとする、わがゼロハンカーチームFRAT。しかし、チームリーダー兼広報担当の吉見(このウェブサイトの運営管理者)は埼玉県在住、そしてチーフメカニック兼ドライバーの古賀は神奈川県在住、互いの距離はクルマで所要時間片道約3時間とたいへん離れていること、などなどを口実に、出場準備は一向に進まない。
去年1999年夏の大会時にもらってきた師匠・小林さん製作の1号機は、9月に埼玉の「ホンダエアポート」近辺で少々のテスト走行と「ゼロハンカーの夕べ」を開催ののち、古賀のハイエース荷台を定位置し毎日通勤に揺られながら約半年の間にステアリング系統のモディファイなどがなされ、スキーに行くついでに吉見宅に預けられ、じゃあと自宅前でエンジン始動したがあまりの爆音に近所の人は一斉に顔を出すわであわてて中止、おまけに吉見のトランポというか保管場所のタウンエースは車検切れのため動くこともできず、そうこうしているうちに吉見の愛車スタリオンが3年前に交換した燃料ポンプが不良品だったこと発覚、ゼロハンカーの上には数ヶ月もの間スタリオンの燃料タンクが積まれ、サビサビの燃料タンクをシーラー処理をしてスタリオンに装着、無事にスタリオン復活ののろしといったところでこれは話が外れました、とにかく本番前に一回走らせてやるべと、埼玉・荒川沿いのホンダエアポート付近にまたまたマシンを持ち出したのが7月22日、猛暑の土曜日。
ちなみに吉見は前日まで1週間、息子にうつされた夏カゼでひいひい言っていましたが、この日やっと復活!夏が来たのでありました。あ、このマシンの名称は「神奈川埼玉連号」です、よろしくです。
まず、古賀が千刈商会でゲットしてきたカッコいいショックをフロントに装着するために、このショックを外す。 |
装着後の状態。かなり「ハ」の字がきつい。いままでのショックはかなりヘタっていたから、それでも良かったが…。 |
で、ロッドを可能な限りのばしてみました。 |
荷重をかけた状態を上から。なんとかなるかな。ほんとはもっと広げたいし、ロッドも不安。 |
しかし…。やっぱフロントタイヤが内向き、しかも荷重移動でヒョコヒョコ動く。 |
ううん…とシブい表情のチーフメカニック。メカニック本人がドライバーも務めるので、意思疎通の必要がなく便利。 |
ええと、じゃあおれも、と吉見。横にいる生意気な態度の子供は吉見の長男、6歳になったばかり。 |
あ、いきなりエンストしちまった。…情けないチーム代表者。 |
いちばん問題なのはピーキーなエンジン特性。スタートから高回転でダッシュしないと、フルアクセルでも犬の散歩なみのスピードに。 |
この日、最も悩まされたのがこれ、キャブ。エンジンを止めるたび、キャブをバラして掃除してやらないとエンジンがかからない〜。 |
原因は劣化したゴムホースの破片が次々にキャブを詰まらせていた、らしい。ホースの交換とキャブのOHが必要だ(この日、キャブクリーナーを持参していなかった) |
あと、キャブの調整でなんとかあのピーキーなエンジン特性を修正できないか…。こうなったらエンジンまで手を入れている時間はなし。あるいは、ゴムタイプの長いマニホールドに交換するか? |
レースまであと1ヶ月、このままだと
・出場したはいいが、エンジンがかからずリタイア。
・エンジンがかかったのはいいが、スタートダッシュに失敗して「犬の散歩」の情けない走りを披露するか。
そんな体たらくになりかねない。がんばれFRAT、がんばれ「神奈川埼玉連号」、そして何よりも、よろしく頼む古賀チャン、広報担当者は祈っているぞ!
次回、8月のレース直前に再テストの予定。あ、そういえば、この日テストするはずだったステアリング系の溶接部分、結局、良かったのかなあ〜。
続く |