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2012年11月 アーカイブ

2012年11月05日

くら寿司の「7種の魚介醤油らーめん」が暴露したラーメン界の現況

くら寿司の「7種の魚介醤油らーめん」はおいしい。
麺がちょっと柔らかかったので、もうちょい「麺カタ」にしてほしいなとは思ったけど、スープは大変においしいと思った。
量は少なめだけど、あれで350円(税込367円)は安いと思った。

いま雨後の筍のようにラーメン屋があっちこっちに出来ている。知らない駅に降り立ってメシ屋を探そうとすると、たいがいラーメン屋(と牛丼屋)しか見当たらなかったりするぐらい。
味は何パターンかあるけど、まあどこも似たり寄ったり。だいたい新しい店は「こだわり」を売りにしてて、店員は黒いTシャツに…とパターン化した恰好をしている。
…というラーメン屋の現況が、「こだわってます」という幻想を演出しているフェイクに過ぎないことを、くら寿司のラーメンは暴露してるようにも思う。
だってバイトがマニュアル通りに作って出すんだもん。それで「こだわりの味」に少なくともあっさり並んじゃうんだもん。

こだわりの味とか謳いながら中身何入ってるかよくわかんないブラックボックス的インスタントスープよりも、くら寿司のはスープの素材感がしっかり出てて、安心できるテイストも醸し出している。

要はバイトでも出せる味を、多くのラーメン屋は「こだわり」演出でごまかして、高い金ぼったくってるんじゃねえだろうなって気にさせる。

※ぼくは古くからやってるラーメン屋の味のほうが好きです。それから、おじさんやおばさんのやってるラーメン屋のほうが好きです。地味だけど、奇をてらわないところが安心です。

2012年11月10日

キレイゴトという悪事

変化を嫌う集団的無意識が「いじめ」の根源的エネルギーだと僕は思っている。

変化をすれば、軋轢が生まれる。現状で利益を享受していたのが享受できなくなったり、その逆もあったりするから。対立が生まれる。問題点があらわになる。解決しなければいけない根源を突きつけられる。そういう状態を回避し、いわば「臭いものには蓋」、見て見ぬふりをして、昨日と同じように今日を、そして明日を過ごしたい。そう願うのが変化を嫌う集団的無意識だ。
これはほぼ「和」と同義と考えてもいいと思う。
つまり、「和の国」に暮らす僕らにとってこれはごく基本的な態度だ。
僕らは変化を嫌う国民なのだ。

変化を嫌う僕らは、属する集団における問題が露呈するのを嫌う。根本的な問題に向き合うのを避けるかわりに、表面的な問題に向き合ってごまかそうとする。
それが「いじめ」だ。そう思っている。いじめとはスケープゴートであり人柱である。

きのう僕はこんなことを書いた。

ふと思うには、意識高そーな人たちが政府とか指導者とか要人とか官僚とか批判するのって、常におんなじトーン、おんなじ目線、おんなじ口調的。内容にはなるほど的な部分もあったりするけど、その種の意見がこれまで実効性を持ったことってどれだけあるかな。…つまり実質意味ないんじゃと。
[ link ]

何故、頭のいい彼らは、実効性がないにもかかわらず、毎度の批判を繰り返すのか。これも「いじめ」と同じで、指導者らをスケープゴートにすることで、自らの平穏な日々を保持しようとしているのではないか。彼らは変化をとなえるかもしれないけど、実は変化などのぞんでいない。彼らのとなえるように指導者や社会が変わってしまったら、「批判する私」という彼らのアイデンティティが喪失される。頭のいい彼らは、自らの立ち位置を確保し、それを変えたくないがために、あえて、変わらぬ対象に対して石をぶつけ続けているのではないか。彼らは彼らの批判する対象を、彼らの批判を通して固定化する作業を繰り返しているのではないか。
とするなら、彼らこそが「変わらぬ現状」の根源ではないのか。

キレイゴトを唱え続ける彼らこそがこの国を誤らせ、いじめを生む根源ではないのか。

(論旨が飛んでる?)

■関連記事:
愛想笑いの起源(2012年10月28日)
いじめがなくならない根源的理由とか(2012年09月08日)
指導者たちへの罵声について。(2012年03月14日)

2012年11月15日

永久運動としての批判行為

批判がアイデンティティな人の批判はブレない。批判対象がどうあろうと我田引水的に解釈して毎度調の批判を繰り返す。毎日毎週毎年繰り返す。自己目的化した批判行為。自分と属するコミュニティの存続のために繰り返す永久運動。

ブレないってことは、何も考えてないってことでもある。考えてたら、悩み、逡巡し、ときに違う意見に至ることもあるし、ブランコのように大きく揺れることもある。それがまったくない、金太郎飴みたいな批判行為に耳を貸すのは時間の無駄だ。

2012年11月18日

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